【レポート】「楽しみながら備える」を当たり前に。Lots INOUTDOORが目指す新しい価値体験とは

2026年6月、東京都八王子市にグランドオープンした「Lots INOUTDOOR」。

アウトドア用品の販売をはじめ、キャンピングカーの展示、全国初となるフェーズフリー認証商品の常設展示など、これまでにない新しいライフスタイルを提案する施設として注目を集めています。

「アウトドアを楽しむこと」と「もしもの備え」。一見すると異なるように思える二つを、一つの空間で自然につなぐこの施設には、どのような想いが込められているのでしょうか。

今回のレポートでは、Lots INOUTDOORを運営する有限会社ベルネット 代表取締役 鈴木一弘に、施設誕生の背景やコンセプト、そしてこれから目指す姿について伺いました。

■アウトドアと防災を、もっと身近な存在へ

Lots INOUTDOORが誕生した背景には、「楽しさ」と「備え」をもっと自然につなげたいという想いがありました。

鈴木社長は次のように話します。

「これまでキャンピングカー事業や観光事業に携わる中で、アウトドアの楽しさと災害への備えは、本来もっと身近につながるものだと感じていました。

現在はアウトドア用品は趣味、防災用品は非常時のためのものとして別々に考えられることが多いですが、日常の延長線上に防災があることを、もっと自然に伝えられる場所をつくりたかったのです。」

Lots INOUTDOORでは、商品を販売するだけではなく、「体験」を通じて新しい暮らし方を提案することを大切にしています。

■「INOUTDOOR」という名前に込めた想い

施設名にも、そのコンセプトが表れています。

以前は「Lots Outdoor」という名称でしたが、新店舗のオープンに合わせて「INOUTDOOR」という新しい言葉を採用しました。

「IN」は日常生活や室内、「OUTDOOR」は自然やアウトドア。

その境界をなくし、日常もアウトドアも、平時も非常時も、一つのライフスタイルとして楽しんでもらいたい・・・そんな想いが込められています。

■キャンピングカーもフェーズフリーも、一つの体験として

店内にはアウトドア用品だけではなく、キャンピングカーやフェーズフリー認証商品も展示されています。

鈴木社長は、その理由をこう語ります。

「キャンピングカーは旅を楽しむ道具であると同時に、災害時には避難や支援活動にも役立つ存在です。

フェーズフリー商品も同様に、普段使いでき、そのまま災害時にも役立ちます。

私たちは商品ではなく、『暮らしの選択肢』を提案したいと考えています。」

ジャンルを超えて一つの空間で体験できることこそ、Lots INOUTDOORならではの特徴です。

■全国初となるフェーズフリー認証商品の常設展示

施設内でも特に注目したいのが、全国初となるフェーズフリー認証商品の常設展示コーナーです。

「防災用品は必要だと分かっていても、備え続けることは簡単ではありません。

だからこそ、普段使うものがそのまま災害時にも役立つというフェーズフリーの考え方を、多くの方に体感していただきたいと思っています。」

防災を特別なものではなく、日常生活の延長線上にあるものとして知ってもらう。

この展示には、そんなメッセージが込められています。

■まずは実際に見て、触れてほしい

初めて来場する方には、まずフェーズフリー認証商品の展示コーナーを見てほしいと鈴木社長は話します。

実際に商品に触れながら、その使い方や考え方を体験できることが魅力です。

さらに、店内に展示されているキャンピングカーも見どころの一つ。

旅やレジャーだけではなく、「もしもの時にも役立つモビリティ」という新しい視点で見ることで、その可能性をより身近に感じられます。

■地域に開かれた、新しい交流拠点を目指して

今後はキャンピングカー展示会やアウトドア体験イベント、フェーズフリーの普及イベントなど、さまざまな企画を予定しています。

鈴木社長は最後に、施設の未来像をこう語ってくれました。

「単なる物販店ではなく、人と人、人と地域、人と未来をつなぐ場所に育てていきたいと思っています。

アウトドアを楽しむ方も、防災に関心のある方も、ご家族もペット連れの方も、気軽に立ち寄れる場所として、多くの方に親しまれる施設を目指していきます。」

■取材後記

Lots INOUTDOORは、アウトドア用品店でもあり、キャンピングカーショールームでもあり、防災を学べる場所でもあります。

しかし、取材を通して最も印象的だったのは、「楽しみながら備える」という考え方が施設全体に一貫していることでした。

アウトドアを楽しむ時間が、そのまま家族や地域の安心につながる。

そんな新しい価値観を、実際に訪れて体感してみてはいかがでしょうか。